女性庭師として24年 その先に見えたもの

庭師として24年間、植物と真摯に向き合ってきました。現場で働く中で実感したのは、「庭は人の心を映す鏡」ということ。植物を手入れすることで、暮らしが整い、心も落ち着く。長年続けてきた仕事が、実は“人の心を癒す仕事”だったことに気づいた瞬間でした。

自然と人が共に生きるデザインを

今は、造園だけでなく、植物を使ったアートや自然素材のインテリアづくりにも挑戦しています。庭という空間を超えて、もっと身近に“緑を感じる暮らし”を届けたい。植物には、言葉を超えた力があります。見ているだけで呼吸が深くなり、心が静まる。そんな自然の魅力を、デザインという形で伝えていくのが、今の使命です。

最初の一歩は、いちばん簡単で、いちばん勇気がいる

長年の経験を通して感じるのは、庭という空間が人の心を癒し、暮らしに彩りをもたらすということです。これまで培ってきた職人としての技と感性を生かし、自然素材の魅力を伝えるものづくりや空間づくりに挑戦しています。そして、自然に馴染みのない人たちにも“緑のある暮らし”を感じてもらえるようなきっかけを届けていきたいと思っています。