
25年の夢を、ようやく形に
パティスリーの現場で25年。「いつか自分の店を持ちたい」と思い続けながらも、現実の壁に何度もぶつかりました。技術を磨くことに夢中で、気づけば時間だけが過ぎていく日々。けれど、お客様の「また食べたい」という言葉が、心の奥に火を灯しました。“井の中の蛙”で終わりたくない。そう決意して、小さな菓子工房を立ち上げました。
心を込めたお菓子で、人の心を満たす
「saison de la meR(セゾン・ドゥ・ラ・メール)」は、“海の季節”という意味。季節ごとに変わる波のように、人生にもリズムがあります。お菓子づくりはそのリズムに寄り添うような仕事。素材選びからデザインまで、ひとつひとつに想いを込めています。甘すぎず、優しい味わいを通して、食べる人の心が少しでも柔らかくなればと思っています。
覚悟の先にある景色を信じて
「この時代にお店を開くのは無謀かもしれない」と言われることもありました。でも、怖さよりも「やりたい」という気持ちが勝ちました。起業とは、自分を信じる覚悟を持つこと。困難の中にも喜びはあり、挑戦の中に成長があります。今日も厨房に立ちながら、誰かの笑顔を思い浮かべています。

